横須賀の掃海隊群に配属となった新型護衛艦「くまの」(JS Kumano, FFM-2)
令和4年3月28日(月)午前、神奈川県自衛隊家族会(会長 小松龍也)は、母港となる横須賀に初入港した新型護衛艦「くまの」の歓迎行事に参加した。
「くまの」は、もがみ型護衛艦の2番艦として建造され、基準排水量は約3900トンで、乗員数は約90名で運用するという。「くまの」を始めとしたもがみ型護衛艦は、増大する平時の警戒監視に対応するほか、有事においても対潜水艦戦闘や対空戦闘、対水上戦闘などに加え、これまで掃海艦艇が担ってきた対機雷戦に関しても、対応可能なのが特徴という。
また従来の護衛艦とは異なる設計思想、新しいコンセプトで設計されているため、従来艦とは一線を画した独特な船体構造となっており、時代の趨勢を感じる艦となっていた。
式典では、艦長(桜井 敦2等海佐)の入港報告とともに、「横須賀市民に愛される艦にしたい」と横須賀総監(酒井 良 海将)にされると、総監からは、「軍事力を飛躍的に強化している近隣国を含む昨今の国際情勢に触れながら、全く新しい思想の元で建造された『くまの』の早期の戦力化に期待する」との言葉があった。
艦長以下乗員は、新型護衛艦の魁として、艦の能力を全能発揮するための戦力化に取り組むことになる。
(神奈川県自衛隊家族会会長 小松龍也)
横須賀の掃海隊群に配属となった新型護衛艦「くまの」(JS Kumano, FFM-2)