本年度の南関東地域協議会が令和4年9月27日(火)静岡県浜松市 グランドパレス浜松にて開催されましたので、小松会長と事務局長 杉田の2名で出席して来ました。
令和4年度 南関東地域協議会
1 南関東地域協議会とは
南関東地域協議会とは東京都、茨城県、埼玉県、千葉県、山梨県、静岡県、神奈川県の1都6県にて構成され各都県自衛隊家族会相互間における業務の連携・調整をおこなう組織です。
会議には、各都県から会長及び事務局長、そして本部運営委員、各都県地本長、東部方面総監部からのご来賓が出席し、毎年1回持ち回りにて各都県で定期総会を開催していますが、本年度は静岡県が担当県に当たり、浜松市で開催となりました。
(画像引用元:陸上自衛隊ホームページ)
2 9月27日(火) 協議会と特別講演
一日目は、議案審議、本部通達、本部指定テーマ及び南関東独自テーマについての討議、講師をお招きし特別講演が執り行われました。会議終了後にささやかな意見交換会も今年は実施することが出来ました。
本部指定テーマは「家族会の魅力化施策」、南関東独自テーマは「国民に対する防衛意識の普及・高揚」の2つで実施されました。
集約すると、家族会と自衛隊各部隊共に連携し活動することが重要との共通認識を常々共有してきたが、各種制約の中実現出来ていない。今後とも、その制約を打破すべく努力を継続し本旨を達成すべく協同しましょうとうことになりました。
部隊研修の希望等、中々実現出来ないこともありますが、その実態は各級指揮官も理解しているものの、個人の裁量範囲ではどうすることも出来ない部分もあります。家族会本部も含め常々会員の皆様の意見を自衛隊側に伝える努力を行っていますのでご理解頂きたいと思います。
全ての都県で同様の現状認識がされており、共通の方向性を持って活動していることが確認できました。また、我々にとって直接の自衛隊との窓口である各地本長とも方向性が一致していることも確認出来ております。
今後も年度事業計画を着実に実施して行こうと考えをより強く持ちました。
「空幕と家族会など3団体が中央協定締結~隊員家族をサポート、憂いなく任務にまい進~」
航空幕僚監部は7月26日、自衛隊家族会、隊友会、つばさ会の3団体と、隊員家族への支援活動に協力する中央協定の締結式を行った。この協定は、大規模災害などが発生した際に各部隊が行う家族支援活動を補完するもの。隊員が安心して任務にまい進できる態勢に寄与する。
3団体の協力は具体的に、家族の安否確認や、状況に応じて必要と思われる生活支援など。中央協定を結んだことで、各基地・分屯基地では今後必要となる協力関係が整備しやすくなる。これで家族支援に対する中央協定は、陸・海・空の3自衛隊すべてそろったことになり、自衛隊にとって隊員が安心して任務に従事できる環境の整備が進んだことになる。
自衛隊家族会は、自衛隊と協定を結んで、連携しながら家族の安否確認や広報活動、研修事業などさまざまな活動を行っているのね
特別講演で強く印象に残ったのは、「航空自衛隊は、平時から有事まで、我が国の空を守る唯一の存在」という言葉です。陸や空の守りは平時・有事で役割が異なるが、空についてはその区別は無く常に航空自衛隊が守っているとのことでした。
(画像引用元:令和4年度 防衛白書)
講師の浜松基地司令 熊谷空将補もこの点を強調されておりました。航空自衛官の方々は空は自分たちが守らなければという強い自負を持って勤務されているんだなと改めて強い感動を覚えました。
3 9月28日(水) 基地研修
二日目は、場所を浜松基地に移し基地研修。浜松基地広報館、救難航空隊、飛行隊の見学、体験喫食、エアパーク見学と盛りだくさんでした。
浜松基地では、神奈川県出身の隊員さんを激励する機会にも恵まれました。パイロットを目指し訓練中の方です。
最後に航空自衛隊で唯一のミュージアム「浜松エアパーク」を見学し二日間の日程を終了しました。二日目の基地研修では、基地広報の方が一日付き添って説明下さり、浜松基地が航空自衛隊の教育部隊の中心的存在であることが良く理解できました。そして、若い隊員さんたちが活き活きと訓練に励んでおられる姿を見させて頂き一家族会会員として安心しました。
「これからもより精強な航空自衛隊を築くため勤務に励んで頂きたいと思います」という言葉に、家族会としてそれをバックアップ出来れば強く思いました。
事務局長 杉田