令和4年10月5日(水)、神奈川県自衛隊家族会は、令和4年度インド太平洋方面派遣部隊(指揮官 平田利幸 海将補 以下、IPDという。)に参加していた護衛艦「いずも」、「たかなみ」の帰国行事に参加した。
IPDは、平成29年から始まり本年度は5回目となる。
IPDはインド太平洋の我が国にとって死活的な海域をめぐりながら、同盟国である米国や沿岸国と共同訓練や親善訓練を重ね信頼醸成に努めるとともに、当該海域の安寧に寄与してきた。
コロナ禍ではあるが、感染の状況が比較的落ち着いていることから、また雨天にもかかわらず、関係者や多くの家族が行事に参加したことから帰国行事は護衛艦「いずも」の格納庫で行われた。
天候を鑑み、帰国式はいずもの格納庫で行われることになりました。
— 神奈川県自衛隊家族会(公式) (@KJKazokukai) October 5, 2022
間もなく帰国式が始まります。式に先立ち、平田司令から乗員家族に向けて帰国の挨拶と感謝の言葉がありました🌸#護衛艦いずも #IPD22 pic.twitter.com/vaCig7hHna
家族は、整列した隊員に目を配り、どこに並んでいるのだろうと4か月ぶりに帰国した隊員を早く見つけたいと身を乗り出していたのが印象的であった。
IPD指揮官から帰国報告を受けた自衛艦隊司令官(湯浅秀樹 海将)は、「大変大きな成果をあげ、全員無事に帰国したことを誇らしく思う。」と訓示し4か月にも及ぶ労を多とした。
帰国行事のあと、自衛艦隊司令官 湯浅秀樹 海将から家族に向けて、「長期航海に隊員を送り出していただき、ありがとうございました。ご家族の理解があってこそ、我々海上自衛隊は安心して任務に就くことができます。この後、ご家族の職場である艦内の様子も見学していってください」というねぎらいの言葉がありました。
行事終了後、待ちわびた家族は、一目散に隊員に寄り添い不在中の時間を埋めているようであった。
今年は観艦式もあり、ゆっくり休暇をとる暇がないと思うが、しばし休みながら次の任務に臨んでもらいたい。
(神奈川県自衛隊家族会会長 小松龍也)
久々に会う我が子と見つめ合う隊員。「ただいま」
再開を喜び合う家族の姿に、思わず微笑む小松会長と杉田事務局長
遠方から駆け付け、久々の再開を喜ぶ家族の姿も
神奈川県自衛隊家族会からも複数の家族が参加し、我が子との再会を喜んでいました
帰国行事に参加した会員からメッセージが届きました
この度は帰国行事への参加のお誘いを頂けました事心から御礼申し上げます。隊員の皆様のお元気な御姿と悪天候の中出迎えるご家族の方々の微笑ましいご様子が拝見できました事は、私にとりましても大きな喜びとなりました。また日本国を守る隊員を支える家族のひとりとして更に気を配らねばと気持ちもあらたに致した次第でございます。
秋色いよいよ濃くなってまいりますが、皆様におかれましては御身ご自愛下さいます様お祈り申し上げ御礼の通知とさせて頂きます。 感謝
(横浜中央地区会 平山)
当初は、息子も私たち親としても長期海外派遣は初めての経験でしたので、とても不安がありました。しかし、6月2日からの新型コロナ隔離期間を経て、6月13日の出国から約4ヶ月ぶりに息子の姿を目にし、怪我もなく健康で帰国できたこと、親としてとても安心しました。
多くの国の海軍との大変な訓練や演習を行い、交流もしながら無事に任務を終了することができ、息子も良い経験になったと思います。指揮官の平田利幸海将補(第4護衛隊群司令)以下第1水上部隊の皆様に感謝いたします。
(湘南地区会 江口)
また、こんなシーンも見られました。
護衛艦いずも艦長 古城尚徳 1等海佐と再会を喜ぶ、元海上自衛官の神奈川県自衛隊家族会 池田徳重 理事(研修)。
インド太平洋方面派遣部隊が約4カ月余にも及ぶ行動を終え帰国しました。この間、各種共同訓練、各国への親善訪問、親善訓練等、以前には想像もできなかったような高度で雑多にわたる任務を完遂され、多大な成果を納められました。
これに従事された隊員の皆様には心から敬意を表します。 また、任務の完遂と無事の帰国を願い、隊員を心から支えていただいた家族の皆様には一国民として感謝の念に耐えません。 隊員の皆様はご家族の元で十分に鋭気を養い、次の任務に向かって邁進されることを切に願っております。
(神奈川県自衛隊自衛隊家族会 理事研修 池田徳重)
池田さんは現役時代、第4護衛隊司令として護衛艦「いせ」や「ひゅうが」に乗って指揮してたそうです
息子さん2人も海上自衛官として頑張ってるんだって。家族会のため、いろいろな研修を企画したいとのこと。(わくわく♪)
長い航海と任務に励んだ隊員のみなさんも、留守番を頑張ったご家族のみなさんも本当にお疲れ様でした!
10月5日、#いずも #たかなみ は115日間にわたる #IPD22 派遣を終え帰国しました。
— 防衛省 海上自衛隊 (@JMSDF_PAO) October 6, 2022
本派遣を通じ、派遣部隊は同盟国・友好国等との連携・信頼関係の強化を図り、#自由で開かれたインド太平洋 の実現に寄与しました。#海上自衛隊 はこれからもインド太平洋地域及び世界の平和と安定に貢献していきます。 pic.twitter.com/etPy23K42P
久々に会う我が子に人見知り(ギャン泣き)されてしまうパパたち。#おかえりなさい#海自あるある#護衛艦いずも#IPD22 #自衛隊家族会 pic.twitter.com/ufAYxv94dR
— 神奈川県自衛隊家族会(公式) (@KJKazokukai) October 6, 2022
帰国式後の対面で心に残ったもう一つの風景は、人見知りする我が子と見つめ合うパパと、それを見守るママとお兄ちゃんの姿でした。隊員が頑張っている陰で、家族も頑張っています🌸 みんなえらい!#おかえりなさい#護衛艦いずも#IPD22#隊員と家族をつなぐ#自衛隊家族会 pic.twitter.com/sTPSiAP3DL
— 神奈川県自衛隊家族会(公式) (@KJKazokukai) October 8, 2022
護衛艦「いずも」「たかなみ」の出国行事の様子はこちら
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