令和5年1月14日(土)、横須賀商工会議所多目的ホールにおいて、令和5年横須賀防衛団体新年賀詞交歓会が開催されました。小雨交じりの肌寒い空模様でしたが、会場を埋め尽くす212名の来場者にホール内は熱気にあふれていました。
この賀詞交歓会は、横須賀地区に在籍する陸・海・空自衛隊の部隊指揮官・先任伍長、米海軍部隊指揮官、横須賀市長等を招いて新年の賀詞を交歓するとともに、自衛隊員を激励し、併せて各団体会員相互の親睦を図ることを目的として毎年実施されているものですが、令和2年以降は新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑み、中止となっていました。
国会議員の参加は3名。横須賀市長、葉山町長を始め、横須賀出身の県議、市議は春の統一地方選挙を前に多数の参加がありました。鎌倉市からは市議会議長が参加されておりましたが、これは令和3年7月に鎌倉市で発生した土砂災害に武山の31普通科連隊が出動し活躍したお礼を込めてということで令和4年以降連続しております。
自衛隊からは、横須賀市には海上自衛隊の主要部隊が集まっていることから海自の将官だけでも9名の参加があり、陸上自衛隊は2つの駐屯地が存在することから2名の将官が参加するというそうそうたるものでした。
小生本会の共催団体の一つである隊友会横須賀支部の副支部長として司会を務めましたが、横須賀市唯一の航空自衛隊の部隊指揮官、武山分屯地司令(2等空佐)の紹介を抜かしてしまい、後に指摘されて紹介することとなりました。大変恐縮する一場面ではありましたが、結果的には、空自も横須賀にいるのだということを強調できていたとの感想をいただき、安堵しております。
来賓の話では防衛三文書で明らかになった久里浜駐屯地がALL自衛隊のサイバー教育の拠点になり、さらに少年工科学校でもサイバー課程を設けたとのことで既存の民間通信会社の研究所と共に横須賀が日本のサイバーをリードできるようになることを歓迎する発言が相次ぎました。
いずれにしても、横須賀市は自衛隊と共に生きていく街。このような機会を通じて自衛隊と行政、そして市民が集って意見交換ができるということは横須賀市のためだけではなく、自衛隊にとっても極めて貴重な機会になったと思います。
3年ぶりの開催とはいえコロナ渦ということもあり、時間は1時間。会場内ではお茶を提供するのみとし、それ以外の飲食は禁止としたことで、かえってゆっくり懇親を深めることができたと多くの参加者から好評をいただきました。(横須賀の老舗和菓子屋の菓子などを手土産に用意させていただいたところ、そちらも大変好評でした。)
また、会場準備や受付でお手伝いいただいた神奈川県自衛隊家族会 三浦半島地区会の役員さんをはじめとする防衛諸団体のみなさま、ご協力ありがとうございました。
隊友会横須賀支部 副支部長
神奈川県自衛隊家族会 理事
三浦半島地区会
池田 徳重