令和5年3月5日(日)、神奈川県ホールにおいて神奈川県下からこの春晴れて自衛隊に入隊入校予定者の激励を兼ねた「神奈川自衛隊音楽まつり2023」が開催された。
神奈川県自衛隊家族会(会長 小松龍也)も、主催した自衛隊神奈川地方協力本部支援団体協議会を構成する団体の1つとして、会長を始め役員や会員が多数参加した。
神奈川県下からは、500名を超える入隊入校予定者がいると聞いているが、神奈川県副知事(小板橋聡士 氏)や海上自衛隊横須賀地方総監(乾 悦久 海将)からの激励、また音楽まつりに参加した陸上自衛隊高等工科学校ドリル部や和太鼓部、横浜市立本郷中学校吹奏楽部、陸上自衛隊第1音楽隊、海上自衛隊横須賀音楽隊及びピアニストの岩下淳子さんからの励ましの言葉や心のこもった演奏等により、自分たちの周りには多くの応援者がいることを肌で感じとったのではないだろうか。
入隊入校予定者や家族にとって、不安や希望が交差しているであろうが、元気にそれぞれの部隊や学校に着隊してほしいものである。
神奈川県自衛隊家族会
会長 小松龍也(大和地区会)
ここからは当日参加した会員によるレポートです♪
神奈川県自衛隊音楽まつり 第1部 入隊入校予定者激励会(主催者挨拶と祝辞)
小坂県副知事、乾横須賀地方総監、富崎高等工科学校長兼武山駐屯地司令、清水航空自衛隊武山分屯基地司令、平井神奈川地方協力本部長、松岡神奈川県隊友会会長、そして小松神奈川県自衛隊家族会会長らが駆け付けました。
小松会長からの挨拶
第2部 音楽まつり
陸上自衛隊高等工科学校 ドリル部の演技
現在は総勢67名で活動しているというドリル部。テレビや動画サイトで全国的に注目を浴びる一方で、日々強固なチームワークで訓練に励んでいるとのこと。静と動の統制美を表現した息をのむようなドリル演技に会場中から大きな拍手が沸き起こりました。
高等工科学校 和太鼓部(桜花太鼓)の演奏
昨年は創部以来初の和太鼓全国大会に神奈川県の代表として出場したそう。全国各地の自衛隊太鼓と同じように、台を使用せず床に直接太鼓を置いて演奏する“北海道流”。演奏も素晴らしかったですが、「つらい時、いつでもこの空は故郷の仲間や家族とつながっています」という言葉に早くも涙腺崩壊・・・
元陸上自衛隊芸人 やす子
「はい~」でおなじみの元陸自芸人のやす子さん。入隊入校予定者の客席からも大きな笑いと声援が!
横浜市立本郷中学校 吹奏楽部
本郷中学校吹奏楽部は吹奏楽コンクール神奈川県大会で金賞を受賞し、関東大会へ出場するなど公立ながら吹奏楽の名門校。「鎌倉殿の13人」や「銀河鉄道999」など中学生らしいトークとともに、明るくさわやかな演奏で盛り上げてくれました。
陸上自衛隊 第1音楽隊の演奏
練馬駐屯地に所属する第1音楽隊は、首都圏の防衛・警備・災害派遣を担う第1師団唯一の音楽家職種部隊。この日は人気アニメでおなじみの「紅蓮の弓矢」に始まり、サックスのソロあり、歌ありの音楽隊の魅力がぎゅっと詰まった演奏で会場を盛り上げてくれました。
ピアニスト岩下淳子
欧州を中心に世界の部隊で活躍するピアニスト・岩下淳子さん。2013年、全国初となる自衛隊広報大使に就任し、陸上自衛隊第4音楽隊をはじめ、海上自衛隊東京音楽隊・横須賀音楽隊、防衛大学校吹奏楽部などとの共演を果たしているとのこと。美しく華麗な音色で会場を魅了しました。
海上自衛隊 横須賀音楽隊の演奏
神奈川県のみならず、宮城、山形、福島の東北3県と関東・中部地方を中心に隊員の士気高揚や式典、広報のための演奏活動を行っている横須賀音楽隊。雄大な世界観を表す横須賀音楽隊委嘱作品「理想の海へ」にはじまり、中川麻梨子さんの歌で「明日へ」、そしてラストは陸空海マーチ(凱旋、空の精鋭、軍艦)メドレーへ。最後の軍艦マーチに切り替わる時のライトに高揚した方も多いのではないでしょうか。
フィナーレ
ラストは出演者全員で歌う「Believe」。入隊入校予定者世代の方たちは、小学校時代からことあるごとに歌ってきた歌だと思いますが、今は一段とこの歌の歌詞が胸に染みたことと思います。
今年はコロナ渦ということに配慮し、参加は一般公募なしの入隊入校予定者とその保護者、関係者、協賛者による開催でした。それでも4年ぶりの開催に場内には入隊入校予定者を祝福する熱い思いであふれていました。
神奈川県自衛隊自衛隊音楽まつりの協賛金は、各地区会にて受け付けておりますので、来年は自分も参加してみたいという方は各地区会長までお問い合わせください。
我が子もこんな風にみんなに祝福してもらったんだなぁと思うと感動もひとしおでした