今年も「田戸台分庁舎(旧横須賀鎮守府司令長官官舎)」が公開されます。
昨年は4月初旬の公開でしたが、今年は桜の開花が早く、3月22日からの公開となっています。
横須賀鎮守府司令長官の宿舎として1913年に完成し、終戦までに31人の歴代司令長官が居住し、戦後は9人の在日海軍司令官等が居住したという田戸台分庁舎。1969年に防衛庁に移管され、現在は海上自衛隊横須賀地方総監部が管理しているとのこと。
ちなみに鎮守府とは、かつて日本海軍の根拠地として艦隊の後方を統括(出征の準備、防御の計画、海軍区の警備並びに所轄諸部の事務を監督するなど)した機関のこと。横須賀以外にも、呉、舞鶴、佐世保に開設され、第2次世界大戦後に廃止されました。
「艦隊これくしょん」こと「艦これ」(艦隊育成シミュレーションゲーム)を楽しんでいる方にとっては、おなじみの場所(聖地)ですね。
コロナ以前は、演奏会のために一般利用もできたそうですが、今ではすべて中止となっているため、春の一般公開を待ちわびていた方も多いのではないでしょうか。昨年はまだ出控えていた方も、今年は足を伸ばしてみてはいかがでしょう。
京浜急行線「県立大学駅」より徒歩10分の場所にあるので、軍港めぐりなどの観光と併せて横須賀を楽しむのもいいかもしれませんね。
田戸台分庁舎(旧横須賀鎮守府司令長官官舎)春の一般公開
期間:令和5年3月22日(水)~24日(金)・26日(日)・28日(火)
時間: 9時~15時30分(最終入場15時)
場所:神奈川県横須賀市田戸台90(京浜急行線「県立大学駅」から徒歩10分)
※車やバイク、自転車での立ち入りはできません。
※田戸台分庁舎の建物内には入れません。
※日本を取り巻く情勢の影響、総監部での実働配備(訓練を含む。)、急な行事の実施、台風等の天候事象に伴う影響を考慮しての中止命令が出た場合、その他のやむを得ない理由(新型コロナウイルス感染拡大等)により、見学開始の直前に中止をすることがあることをあらかじめ御了承ください。
※敷地内での飲食は禁止です。
公開の有無や詳細情報については、海上自衛隊 横須賀地方隊のホームページにてご確認ください。
桜だけでなく、足元にもご注目を!
(建物内の様子 ※今回は公開対象外)
写真提供(すべて):横浜南地区会 Sさん
その他の自衛隊イベントはこちらをチェック!