神奈川県自衛隊家族会

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武山駐屯地納涼花火大会に招待されて

 8月26日(土)に横須賀市の武山駐屯地で開催された納涼花火大会に、神奈川県自衛隊家族会の会員として招待して頂きました。

 

 私としては、陸上自衛隊員の息子が6ヶ月の基礎訓練を終えた2011年6月28日第117教育大隊卒業式に参列して以来の武山駐屯地訪問でしたが、横浜に住む私はこのような納涼大会が行われていることは知らずにいましたので、興味津々というのが正直な気持ちでした。

 

 

 

 

 

 

 イベントは、自衛隊らしく時間通りにプログラムが開始され、陸上自衛隊 高等工科学校の生徒諸君による和太鼓演奏でスタート。初々しい1年生(赤帽)、盛り上げようと会場中を駆け回る2年生(青帽)、落ち着きを感じさせる3年生(黒帽)と、学年ごとの雰囲気が感じられましたが、4年ぶりの開催とのことでどの学年の生徒にとってもはじめての花火大会とのこと。みんなの嬉しそうな笑顔が印象的でした。

 

 恐らく、「彼らの親御さん達もこの機会に、全国各地から子供達を心配して来られているのだろうな…」などと思い、大学を卒業してから(思いもかけず)入隊した息子の親の私と、中学卒業とともに送り出した親御さんの感覚との違いを想像しながら、盆踊りに参加して踊る生徒達の姿を見つめていました。

 

 

 

 

 

 また、ここでしか見られない花咲太鼓(高等工科学校)と武山自衛隊太鼓(第31普通科連隊)による和太鼓の共演も、夜空に響き渡る和太鼓の音に会場中が一体になるほど素晴らしいものでした。

 

 いよいよ19時半。2千発の花火の打ち上げが始まりました。

 

 

 最近は1万発以上を上げるという花火大会も少なくはありませんが、それらと比較しても思っていた以上に立派な花火の打ち上げで、30分という短い時間ではあったものの、個人的には十分楽しませて頂きました。

 

 2011年の東日本大震災での自衛隊員の大活躍以来、それまで少なからずあった自衛隊に対する批判は影を潜めてきてはいますが、地域住民とのより一層の交流を深めるという意味でも有意義な納涼花火大会だったと思います。

 

 歩いて帰途につかれる地域住民の姿も多数見受けられましたが、一体、どこまで歩いて行かれるのだろうか?と思うほどで、地域の方にとっても待ちに待ったイベントだったことが伝わってきました。

 

 

 今回のイベントを企画された、武山の各自衛隊関係者の皆さまに心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

神奈川県自衛隊家族会 

横浜中央地区会 会員 H