令和5年10月2日(月)海上自衛隊横須賀教育隊(隊司令 大賀 康弘1等海佐)にて第130期公募海曹課程(9名)・第28期自衛官候補生課程(37名)・第18期自衛官候補生(女性)課程(7名)の入隊式及び令和5年度准・曹・士再任用講習(11名)の始講式が行われ、神奈川県自衛隊家族会(中條祐介会長)を代表し、参列して来ました。
本日の式典の特徴は、タイトルにもあるように様々なご経歴を持った方々が集まり、春の入隊式とは少し異なるものでした。公募海曹課程は一般社会で勤務の経験があり高い技能知識を持って自衛隊に入隊される方々であり、再任用講習は一度一般社会へ転身された後、自衛隊に再度入隊された方々です。概ね学校を卒業後入隊された自衛官候補生の方々を含めると多種多様な経歴を持った方々が一堂に会し、これから海上自衛官としての基礎を修得、若しくは再確認すべく鍛錬の日々が始まることになります。
本日、晴れの式典を迎えた皆さんを祝福、激励せんがため内外から国会議員を始め地元自治体の長、関連団体の代表者、近隣部隊の指揮官、そして遠方からもご家族が参列し伊藤横須賀地方総監臨席のもと盛大に式典が挙行されました。
新入隊の皆さんの基本動作は既に随分と自衛官らしく、大声で凛々しい宣誓は着隊からわずか1週間ほどとは思えない成長ぶりを感じさせるものでした。
大賀教育隊司令は、海上自衛官としての知識や技能の習得だけではなく良き社会人たるよう研鑽すること要望され、最後に「自分を含め完璧な人間はいない、互いに刺激し合い共に成長していこう」と呼びかけ式辞とされました。伊藤横須賀地方総監は、我が国は厳しい安全保障環境に対応し防衛費を増やし防衛力の強化を図ろうとしているが、やはり人が防衛力の基礎である。過去にとらわれず新たな自分を見出しより大きく成長すること、同期の絆を大切することを切望し訓示とされました。
数カ月後、より逞しく成長した彼らが各部隊に巣立っていく姿を見るのが今から楽しみです。
(副会長 杉田)