神奈川県自衛隊家族会

すべての自衛隊員と、その家族のために

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護衛艦「むらさめ」出国行事に出席

 令和6年10月5日(土)、第49次派遣海賊対処行動水上部隊兼ねて中東地域における情報収集活動のため出国する護衛艦「むらさめ」(艦長 早川正紘 2等海佐)の見送り行事が横須賀地方総監部において執り行われましたので、神奈川県自衛隊家族会(会長 中條祐
介)も副会長 杉田が会長に代わり、会員のみなさんとともに出席して来ました。

 

 

 

 当日は、「むらさめ」という艦名に似つかわしい雨模様ではありましたが、国会議員の方々、横須賀市長や議員、海上保安庁関係者、海運関係団体の方々、家族会を始めとする関係協力団体、そして多くの乗組員ご家族出席のもと出国行事は執り行われました。


 自衛艦隊司令官 大町 克士 海将は、「部隊の安全確保を含め、所要の支援には万全を期す。 乗組員一人一人がその責務を全うし、一同がワンチームとなって任務遂行することを期待する」と壮行の辞を送るとともに、乗員家族に対しては、長期間の派遣行動に乗員を送り出してくれることに感謝の辞を述べられました。

 

 



 派遣海賊対処行動水上部隊指揮官とむらさめ艦長を兼任する早川 正紘 2等海佐は、「チームむらさめ一丸となり、安全確実な任務遂行をめざし、本日、ソマリア沖・アデン湾へ向け横須賀を出航します」と力強く報告し、乗員らとともに行進曲「軍艦」の流れる中、威風堂々と「むらさめ」に向かって行進していきました。岸壁には小さなお子さんを連れたご家族も多く、あちこちから「パパー」という声が上がっていました。乗員たちも家族を気遣い、別れを惜しむ様子が見られましたが、出港ラッパが鳴ると、たちまち船乗りの顔となり、長い汽笛とともに沖へ向けて出港していきました。


 派遣海賊対処行動も第49次を迎え15年の時が経とうとしています。 国民の関心も薄れ、海賊の危険性が忘れ去られてしまう事が危惧されます。 今一度、日本の生命線は海外との貿易にあり、その航路の安全を確保することは国民の安全・安心に不可欠であることを思い
起こし、全ての国民が日本の自衛隊を始めとする各国の努力によって、被害を未然に防げていることを再認識すべきと強く感じました。


 神奈川県自衛隊家族会の会員の中にはむらさめ乗員家族もおり、「8月末にアットホーム(乗員家族を招いての艦内見学、体験喫食等)や説明会もあったので、前回よりは安心して送り出せました」「不安がないといえば嘘になるけれど、子どもと一緒に頑張ります」などの声も
聞かれました。家族会としては、留守を守るご家族の支援にも注力し、乗組員の皆様が心おきなく任務に集中出来るよう活動して行きたいと思います。

 

神奈川県自衛隊家族会

副会長 杉田

 

X(旧twitterより)