令和6年11月7日(水)、神奈川県自衛隊家族会(会長 中條祐介)は、神奈川県隊友会横浜南支部(田原昭彦支部長)主催の標記研修に参加させていただきました。本研修の目的は、「隊友会横浜南支部管内に所在する横浜海上保安部(横浜海上防災基地)を研修し、その業務の概要を理解すると共に海上保安官等と交流する」というものでした。
研修は、会議室にて次長様より海上保安部等の現状について説明いただくとともに、活発な質疑応答が行われました。続いて2班に分かれて、巡視艇と訓練棟を見学させていただきました。訓練棟では、特殊救難隊の訓練場や訓練用プールを見学させていただきました。
最後に海上保安資料館横浜館にて2001年(平成13年)12月22日に発生した九州南西海域工作船事件で自爆・沈没した工作船の見学を行いました。弾痕が生々しく残る工作船を見るに、海上の安全および治安の確保を図るために命を張る保安官には感謝の念に堪えません。
その一方で、自衛官と同様に海上保安官の確保も難しくなってきているようです。これら苛烈な任務に従事する方の処遇を改善し、少しでも多くの若者が志願してくれるような環境を整えていかなければならないと強く感じた次第です。
最後に、今回の研修機会を提供いただきました、神奈川県隊友会横浜南支部の皆様、とりわけ田原支部長に感謝申し上げます。
(神奈川県自衛隊家族会 会長 中條 祐介)