新年のご挨拶
神奈川県自衛隊家族会会員の皆様へ
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願い致します
年明け早々、米国によるベネズエラのマドゥーロ大統領の身柄拘束、イランでの反政府デモの激化など、国際秩序に影響を与える大きな動きが続いています。極東においても、4日朝に北朝鮮のミサイル発射が確認されています。国内に目を転じれば、山梨県上野原市の山火事に対し、自衛隊に災害派遣要請がありました。多くの国民が新年のおとそ気分に浸っているなかでも、1分1秒も抜かりなく備えに当たっていただいている自衛隊員の皆様に感謝しかございません。
国際秩序の根本的な変動の兆しが見える中、我が国の平和と独立を護るための防衛予算は着実に増額され、令和5年度約6.8兆円から令和7年度は8.7兆円、そして令和8年度においては約9兆円の予算案が提出されました。主な取り組みとして、①スタンド・オフ・ミサイルを増強加速、②無人機の大量取得に着手、③自衛隊組織の強化(航空宇宙自衛隊の創設、陸自15師団創設など)とともに、④人的基盤の抜本的強化(処遇改善)が掲げられています。自衛官家族の一人として、これらの取り組みは大変有難く思う次第です。
国防を支える重要な要素の一つは国民の意識であると考えます。本年1月9日に公表された内閣府「自衛隊・防衛問題に関する世論調査(速報)」によると、「自衛隊に対する印象」として、「良い印象を持っている」という回答が93.7%(前回90.8%)と約3ポイント上昇しています。約94%の国民が良い印象を持っているというのは圧倒的な数字ですし、自衛隊に対する期待の高さでもあると思います。また、「自衛隊の規模や能力の考え」でも、「増強した方がよい」が45.2%(前回41.5%)と約4ポイント向上しています。さらに、「国の防衛について教育の場で取り上げることの必要性」についても、「取り上げる必要がある」という回答が91.7%(前回89.3%)と約2ポイント上昇しています。
一方で、「自衛隊に期待する役割」としては、第1位が「災害派遣」(88.3%)、第2位が「武力攻撃を受けた際の国民保護」(79.4%)、「周辺海空域における安全確保等」(78.1%)となっています。自衛隊法上の主たる任務は、「防衛出動」であり、必要に応じて当たる公共の秩序維持に関する活動として「治安出動」、「災害派遣」が指示されています。国民意識において、法律上定められた主たる任務と従たる任務が逆転している点は課題といえます。
また、「身近な人が自衛官になることの賛否」については、「賛成」が68.6%(前回68.7%)とほぼ変化のない結果となっています。地本長以下、広報官の皆様の奮闘努力にもかかわらず、採用面で厳しい状況が続いておりますが、国民に対する啓発活動において、家族会の果たしうるものがあるものと思います。
以上は私の感想ですので誤謬を含んでいるかもしれません。ぜひ皆様におかれましても、以下のURLよりアンケート結果をご覧いただき、コメントをいただければ、県家族会の活動に反映させていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
https://survey.gov-online.go.jp/202601/r07/r07-bousai/gairyaku_1.pdf
「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」(令和7年11月調査)概略版
さて、令和8年は公益社団法人自衛隊家族会が創設されて50年となります。本部では記念事業として、「自衛隊家族会の歌」、「自衛隊家族会50周年史」の作成に取り組んでおります。次の50年に向けて、「隊員に最も近い存在であることに誇りを持ち、力を合わせて自衛隊を支えます」で始まる自衛隊家族会の「信条」を実践してまいりましょう。
最後に神奈川県自衛隊家族会の会員の皆さまにとって、本年が平穏な年となることを祈念申し上げ、年始のご挨拶を締めくくりたいと思います。
神奈川県自衛隊家族会
会長 中條 祐介





