7月13日、娘は無事に航空自衛隊 第27期自衛官候補生課程を修了し、防府南基地で卒業式を迎えることができ、感無量です。
入隊前から、教育隊での生活、日々の訓練他の様子を周りから聞き、目的・目標を持ち入隊した娘でしたが、「いつ途中下車するか?」「どうなるか?」「やはり無理?」と思い、親も期待と不安で一杯でした。
数少ない本人からの連絡のたびに「もしかしたら辞める気では?」とドキドキしましたが、この3ヶ月の間、一言も「辛い」と言う言葉もなく、日々の状況報告や笑い話しをする娘。
ついこの間まで学生で、自由な生活をしてきたのに、「辛い」と言わない娘が毎回不思議に思え、何度問いただしてみても、「大丈夫だから心配ないよ!」という返答。
着隊時の様子(画像引用元:自衛隊群馬地方協力本部X)
入隊式(画像引用元:自衛隊長崎地方協力本部X)
第67回 航空自衛隊防府南基地 基地開庁記念行事観閲行進
卒業式の会場にて
そんな日々を過ごしながら迎えた卒業式。
久しぶりに会う娘は日焼けをし、制服がすっかり似合う素敵な女性になり凛々しく見えました。
ところが式典終了後に、一緒にお祝いの食事をする席で「おめでとう」と伝えた途端に、娘は泣き出しました。続く言葉に、私も思わず涙してしまいました。
「本当は何度も辛くて逃げ出したかったし、辞めたいとお母さんに話したかった。でも、言えば心配するから言えなかった。同期の仲間もみんな頑張っていると思ったら私も頑張らないといけないと、弱音なんか吐いていられないと思いここまでやって来れた!」
娘の言葉には、教育隊での経験が彼女のこれからの人生にとって大切な事を沢山学び、成長させてもらった貴重な時間となったことや、大勢の方々に支えられ、励ましていただいたことへの感謝の思いが込められていました。短期間で大きく成長させていただいたことに、私も感謝の思いでいっぱいになりました。
卒業式後、同期たちと
娘は、山口県防府の教育隊から一段と遠い福岡県・築城基地が任地となり、本人の希望していた仕事へ新たな一歩を踏み出しました。改めて、頑張った娘を誇りに思います。自分の志望する道へ進めるよう、努力を惜しまず前進あるのみと母はいつも願っています。
感謝!
(横浜中央地区 会員)
【自衛隊教育隊・学校紹介】
— 自衛隊愛知地方協力本部(公式)🏯 (@aichi_pco) March 17, 2022
航空自衛隊は、#熊谷基地 と #防府南基地(女子は防府南基地のみ)に教育隊があり、今年も愛知県を含めた全国から入隊する皆さんが集まります。
そこで、同期と切磋琢磨しながら一人前の自衛官になるべく教育を受け、全国に羽ばたきます。 pic.twitter.com/9jEmWcFR27