神奈川県自衛隊家族会

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防衛大学校「カッター競技会洋上見学」のご案内

 

※神奈川県自衛隊家族会の会員以外の方、神奈川県以外にお住まいの方もお申込みいただけるようになりました!

 

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

 

防衛大学校神奈川県家族会から「防衛大学校カッター(短艇)競技会洋上見学会」のお知らせです。

 

 

防衛大学校の春の風物詩ともいえる「カッター競技会」。新2学年が全力で臨むこの伝統行事は、「上級生への登竜門」とも呼ばれ、体力、気力、団結心の強化を狙いとしているとのこと。

 

実際、毎年、大勢の保護者が応援に駆け付けますが、陸から見ているだけでは「どうもよくわからない」という声も。

 

そこで昨年の「遠泳訓練応援クルーズ」に引き続き、今年も船をチャーターして洋上から「カッター競技会」をみんなで見学しようという企画が持ち上がったそうです。(今回の主催者は、防衛大学校神奈川県家族会となります。)

 

案内人は、防大OBで元海自幹部の池田徳重さん。

 

斜めから見てもわからない、刻々と変わる順位がカッターに並走することからよくわかります。そして追い越された船、あるいはぶっちぎりたい船が起死回生の短時間しかできないダッシュをかける様子は洋上からでないと見ることができません。

 

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

ゴール後の勝者の櫂立て(オールを立てるセレモニー)も見れます。とにかく陸岸からでは感じることのできない息遣いを感じられると思います!

 

海上自衛隊といえば海。

そう、カッター競技会は海上自衛隊の教育隊や幹部候補生学校でも行われています。つまり、海上自衛官なら誰しも一度は通る道。それを洋上からクルー目線で見学できる機会はそうないと思いますので、海上自衛隊隊員のご家族の方にもこの機会に見学していただければ幸いです。

 

 

令和6年度 防衛大学校カッター競技会洋上見学会

 

 

日時:2024年4月24日(水)0900-1200

 

集合場所・時間:三笠ターミナル1階・0830

    (横須賀市小川町27-16、横須賀中央駅より徒歩約15分)

 

参加費:4000円/人(税込み)

 

申込〆切:3月6日 18:00

※好評につき、締切日が延長になりました。

 

備考:

・最少催行人員は55名です。

・参加希望者を募集し、希望人数が上記に満たない場合は中止、超える場合には開催を決定します。

・開催・中止いずれの場合においてもご登録頂いたメールアドレス宛に3月10日(日)頃までにご案内をさせて頂きます。

 

申込み・詳細は防衛大学校神奈川県家族会のホームページよりお願いします。

 

➡ 防衛大学校神奈川県家族会

 

 

4月から厳しい訓練を重ね、全身全霊をかけて勝負に臨む新2年生。3週間に及ぶ心身ともに過酷な練習期間をカッター期間と呼ぶそうです。

 

洋上2000mのコースをタイムで競うそうですが、約3mほどのオールを全身使って漕ぐので、手もお尻もボロボロになるのだとか。

 

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

 

クルー長をはじめとするカッター競技会スタッフは4学年。同じ経験をしてきた先輩方からの指導を受けながら、練習、練習、練習。3週間という短い期間で自分たちの中隊を優勝させるために上級生も必死です。

 

各大隊ごとに伝統の?教育方針もあるとかないとか・・・。

 

この期間、2学年は外出も校友会も制限され、防大で1番きつい期間という声も。(艇長や艇指揮は少しでも艇を軽くするため、ジュースやお菓子など食事制限をして体重を落とすこともあるとか・・・?とにかく防大生の本気度は半端ないようです。)

 

各中隊の1クルーは、艇指揮1名、艇長1名、漕手12名、予備員2名の16名。海トレ(カッターを漕ぐ練習)と陸トレ(筋トレや走りこみなど)に分かれて3週間、練習を重ねます。基本的に校友会の時間に練習をし、練習後はポンドからあの山道(階段)を走って学校に戻るそうです。

 

厳しさの中にも愛情が。たたきこまれるのは、カッター競技会で勝つための技術だけではなく、自衛官として、士官としての心構えも。

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

 

入学したばかりの1年生は、大隊の先輩方とともに全力でクルーを応援します。

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

 

実際にカッターを漕ぐのは2年生ですが、全学年の防大生が一丸となってこの「カッター競技会」にのぞんでいることが伝わってきますね。

 

新2学年の保護者の方はもちろん、1学年はじめ他学年の保護者の方もぜひ。

 

ちなみにカッター競技会を経て、2学年は晴れて1学年を指導できる上級生として認められるそうですが、嬉しいのはそれだけではないとのこと。むしろこちらの方が嬉しいという声も。

 

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)

3週間のカッター期間、優勝をめざして練習をするには短いかもしれませんが、全力で頑張り続ける2学年にとっては長すぎます。でも、このきつく、苦しい経験を防大生は全員が経験します。このつらい経験を通して、真の友情や信頼関係が生まれると話してくれたOBの方もいました。

 

とある防大の方たちとご一緒したとき、雑談中に何かの拍子で誰かが「10枚ダッシュ」と言ったら、「おうおう!」「ダッシュ!」「おうおう!」と先輩後輩問わずみんながつづき、「うわあ、やめろー!」と言いながら盛り上がっていました。

 

単なる思い出というより、防大スピリッツを育む防大生の血肉といってもいいのかも?

 

入校したての1年生だけでなく、2年生にとっても4月は体力的、精神的に厳しい季節。今年のカッター大会では、どのようなドラマが生まれるでしょうか。

 

ぜひ、彼らの青春の1コマを洋上から肌で感じ、同じ風景を見てみませんか?

 

画像引用元:「あおざくら(18巻)」(小学館)