10月5日(土)、公益社団法人自衛隊家族会主宰、そして埼玉県自衛隊家族会が担当として運営された令和6年度防衛講演会に、神奈川県自衛隊家族会(会長 中條祐介)から、会長の他に杉田副会長、大串事務局長が出席しました。また、一般会員の方の姿も拝見できました。
さて、講師は自衛隊家族会顧問でもある“ひげの隊長”こと佐藤正久参議院議員で、演題は「我が国を取り巻く安全保障環境と自衛隊が進むべき道」でした。約1時間にわたり熱のこもったお話を拝聴しました。極東を中心とした厳しい国際環境に関する認識を述べられた後、自衛隊に対する国民の期待の高さと反比例する処遇について、ご自身の経験も交えてお話しされました。このギャップを解消する取り組みの一つとして、現在「人的基盤の強化」が進められているとのことでした。
一方で、憲法改正による自衛隊明記については、現在の政治状況を前提とした場合、厳しいとの認識をもたれていました。「国民の防衛意識を超える防衛力は作れない」とよくいわれますが、国民一人一人が自国の安全保障について正しい認識を持ち、国を守る気概を持つことが重要であると感じました。またそのような意識醸成のためにも、防衛講演会は、意義ある取り組みであると再認識した次第です。
防衛講演会閉会後は意見交換会が行われ、佐藤先生も北九州へのフライトぎりぎりまでご参加されました。意見交換会は、元神奈川県自衛隊家族会会長で、現在は南関東地域協議会会長である高橋亨様の一本締めで閉会となりました。
(神奈川県自衛隊家族会会長 中條 祐介)
ご挨拶される佐藤先生。冨樫東部方面総監、鳥海第1師団長の後ろ姿も。