神奈川県自衛隊家族会

すべての自衛隊員と、その家族のために

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3/四役員会と忘年会は11月25日(土)に変更になりました。
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陸海空、全部魅せます!「武山地区研修」の内容が一部変更になりました。それに伴い、参加者の追加募集をします。申し込みは11月12日(日)23時まで!
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令和5年度 「防衛講演会」のご案内を投稿しました
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「防衛大学校 遠泳訓練応援クルーズ実施要領」を投稿しました
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防衛大学校「遠泳訓練」応援クルーズの募集は終了いたしました(募集の再開はありません。)7月3日までにお申込みいただいた方は、全員ご参加いただけます。詳細につきましては、改めてご案内させていただきます
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防衛大学校「遠泳訓練」応援クルーズの募集を停止しました。神奈川県自衛隊家族会の会員は、所属する地区会を通じてお申込みください。それ以外の方は、募集を再開をする場合は、Twitter、及び当ホームページでご案内いたします
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「防衛大学校 遠泳訓練応援クルーズの案内」を投稿しました。詳細について、随時更新していきますので最新情報にご留意ください
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6月2日(金)の下総航空基地研修は予定通り行います
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「令和5年度 活動予定(随時更新)」を投稿しました
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県家族会「2/四 役員会」は8月27日(日)に行います
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「令和5年度 定期総会」の案内を投稿しました
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【急募】護衛艦「いずも」・護衛艦「いかづち」の出国行事に参加を希望される方は、各地区会長までお問い合わせください
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令和4年度分お知らせ一覧をこちらにまとめました
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令和5年度「定期総会」は2023年6月10日(土)に行います
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令和5年度「1/四役員会」は2023年5月14日(日)13時~行います
 

 

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令和4年度 防衛講演会に参加して

2022年9月10日(土)10時30分から横浜崎陽軒本店において前統合幕僚長 河野克俊氏をお迎えし、「ウクライナ侵攻と我が国の安全保障」というテーマで、令和4年度 防衛講演を開催いたしました。

 

当日は朝から青空の広がる絶好の講演会日和となり、時節を捉えたホットなテーマの講演会ということもあり、用意した席も全て埋まり大盛況。事務局員として1年前から計画した講演会が無事開催出来ましたこと安堵しております。

 

 

企画時はコロナでどうなるか懸念もあったが、無事に開催に至り、笑顔で挨拶する小松会長

 

「私も海上自衛官の息子です」と、家族会会員に向かって笑顔で語りかける河野氏

 

感染防止対策のもと、聴衆で埋め尽くされた会場。

 

講演に先立ち、河野氏は約二月前選挙応援中に凶弾に倒れられた安倍元総理の人となりをご自身が勤務を通じ直接ご覧になった生前のエピソードを基に語られ哀悼の意を示されました。

 

硫黄島での安倍元総理のエピソードの際は、河野氏から提供された写真が会員に配布された。

 

「この時、マスコミはみんな硫黄島を離れ、次の訪問先に先行しており一人もいなかったので、単なるパフォーマンスでなかったと思います。これはたまたま近くにいた自衛官が撮影した写真です」

 

 

 

国際情勢について、笑顔を交えながらわかりやすく解説

 

講演ではこれまでの我国の安全保障の大前提が以下に述べる二つの点で崩壊したと指摘され、今後の日本の安全保障についての私見を述べられました。

 

(1)    NPT体制の崩壊

 

5大核保有国の1つであるロシアが非保有国であるウクライナに対して核による恫喝を行ってしまった。分別があり大人の対応が出来るとみられていたロシアが単なるチンピラと変わりがないことが分かってしまった。

 

結果、北朝鮮などの国家に核保有の正当性を与えてしまうことになった。北朝鮮は絶対に核を放棄しないだろう。

 

資料を見ながら話に聴き入る聴衆

 

熱心にメモをとる人の姿もあちこちでみられた。中には、配られた2枚の資料にぎっしり書き込み、「A4用紙の裏表にメモをとりましたが、貴重な話が多すぎて紙が足りないくらいでした」という人も

 

河野氏が語る世界情勢は、隊員家族にとって決して他人事ではない現実だ 

身を乗り出して聴き入る会員の姿も 


(2) 「核戦争へのエスカレーション」を考慮して軍事的に動かない米国


今回の米国の対応は、同盟国に対する核の傘の信頼性に疑念を投げかけることとなった。

 

このような前提の変化の中で、ウクライナ侵攻後のロシアの国力は衰退し、代わって中国の存在がより大きくなり、世界の対立の中心軸は「米中」となる。また、台湾問題も1つの中国という文脈だけではなく、太平洋を挟んだ米中対立という構図の中で、尖閣諸島問題も含め考える必要がある。

 

 

中国視点の「逆さ地図」で見ると、中国が太平洋やインド洋へ進出する際、いかに台湾が重用、かつ日本が邪魔な存在であるかが一目瞭然だ

 

わが国を取り巻く安全保障環境(引用元:「令和4年度 防衛白書」)

 

米中対立の時代にあっては、日本を含む極東が最前線となる。

 

台湾周辺で紛争が発生した場合にはその火の粉が我が国に降って来ないはずが無い。我が国に紛争の当事国として再び戦火およばないようにするためには、日米で確実に中国を抑止し、中国が武力による台湾統一を企てることをさせないことが必要ではないか、と話を締めくくられた。

 

多くの出席者から、「ウクライナ侵略の背景や要因についての分析が単純明快で非常に理解しやすい内容だった」「我が国の安全保障に与える影響についてもわかり易く解説いただき大変有意義な講演であった」との意見をいただきました。

 

 

講演後の質疑応答でも、熱い質疑応答が繰り広げられた

会員からの質問に笑顔で答える河野氏 

現場の我が子へ想いを馳せながら質問する会員

 

神奈川県自衛隊家族会としましては、今後も、時節を捉えたテーマによる講演会を積極的に開催し会員及び一般の聴衆の皆様の防衛意識の高揚に資して行きたいと考えております。

 

神奈川県自衛隊家族会
事務局長 杉田

 

 

講演会終了後の記念撮影
(実はこの後、大爆笑。アットホームな雰囲気が自慢の神奈川県自衛隊家族会です!)

 

 

みなさんから寄せられた感想
 

 

テレビを見ているだけでは絶対にわからないことをわかりやすく説明していただけて、とても勉強になりました

現場に立つ人はこのように状況を見ているのかと、新たな視点で考えるきっかけをいただけた

現場に立つ人はやはり危機感がちがう。もっと多くの人に知ってもらいたい内容だと思いました

「ウクライナへの核威嚇に対し、米が動かなかったことが頭にこびりついている」「国を守る、という教育がなされてこなかった」など、現場の方ならではの生の声が聞けて胸熱でした。

自衛隊の主任務が国を守ることだということをあらためて痛感しました。災害派遣ばかりクローズアップされがちですが、国防を担っている現場の隊員たちの声や姿をもっと知ってもらいたいと思いました