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令和5年度 海上自衛隊 遠洋練習航海部隊出国行事

 

令和5年度 海上自衛隊 遠洋練習航海部隊出国行事

(家族や関係者に見送られ、横須賀から鹿島立ち!)

 

 

5月25日(木)、令和5年度海上自衛隊遠洋航海部隊の出国行事が、横須賀の逸見岸壁で実施された。


海上自衛隊の遠洋練習航海は、毎年3月に広島県江田島市にある海上自衛隊幹部候補生学校を卒業した初級幹部に対し、外洋航海を通じて知識技能を実地に習得させるとともに、慣海性を涵養し、幹部自衛官として必要な資質を身に着ける、いわゆる潮気を身に着けさせるために、昭和32年以降毎年実施されており、本年度で67回目となる。


本年度の遠洋練習航海部隊は、練習艦隊司令官(海将補 今野泰樹)以下、練習艦「かしま」、「はたかぜ」の2隻からなり、実習幹部約160名(うち女性約20名)を含む、総勢約560名からなる大部隊である。横須賀出港後、針路を北東にとり、アラスカのダッチハーバーを皮切りに中南米を中心に8か国を訪問、総行程約52,400㎞(約28,300海里)、約150日に及ぶ航海になるという。

 

特に、アリューシャン諸島のダッチハーバーへの寄港、日本の反対側に位置するマゼラン海峡を通峡する等、国益にとっても大きな意味を持つことになろう。また実習幹部にとっても、国家とは、国防とは何なのかといったことを直接見聞でき、また国際感覚を身に着けるためにも貴重な経験になるはずである。


行事は、五月晴れの絶好の天候の中、国会議員を含む数多くの家族や関係者の見守る中、海幕長から壮行の辞として、「千変万化する環境の中、しっかりと潮気を身につけ、ユーモアを備えた海上自衛隊幹部として精進し、大きく成長し帰国することを希望してやまない」と激励した。

 

これを受けて、今野司令官から「行ってきます!」と激励等に応えていた。

 

激励の言葉を述べる酒井海上幕僚長(画像引用元:海上自衛隊ホームページ)

 

花束贈呈においては、増田好平自衛隊家族会会長の代理として、小松龍也神奈川県自衛隊家族会会長が、隊友会、水交会の代表らとともに、部隊の代表に花束を贈呈し、五か月にも及ぶ航海の安全を祈念した。

 

今野練習艦隊司令官に花束を渡す小松会長(画像引用元:海上自衛隊ホームページ)

 

 

見送りに駆け付けた家族や支援団体関係者から盛大な拍手と声援を受けて乗艦する実習幹部(画像引用元:海上自衛隊ホームページ)

 

(画像引用元:海上自衛隊ホームページ)

行事終了後、実習幹部を含む乗組員が直ちに乗艦した練習艦隊は、寂しさと成長して帰国してほしい期待とが入り混じった家族や関係者等が、手製のUW旗(安航を祈るの意)や軍艦旗の小旗を大きく振る中、長一声の汽笛とともに出国して行った。UW!

 

公益社団法人 神奈川県自衛隊家族会

小松 龍也(大和地区会)

 

 

練習艦隊の活動の様子は、下記の海上自衛隊ホームページよりご覧いただけます。

▶「令和5年度 遠洋練習航海について」