令和4年6月13日(水)、神奈川県自衛隊家族会(会長 小松龍也)は、令和4年度インド太平洋方面派遣(IPD22)に参加する護衛艦「いずも」と「たかなみ」の出国行事に参加しました。
朝から横須賀には、「いずも」と「たかなみ」を見送るために大勢の人がヴェルニー公園に集まっていました。
第4護衛隊群司令 平田利幸海将補の指揮もと、横須賀から出発した第1水上部隊(護衛艦「いずも」「たかなみ」および搭載航空機3機)の派遣人員は約600名。今回の訓練には、他に第2水上部隊、潜水艦部隊、航空部隊、陸上自衛隊が加わり、総勢1000名以上が米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2022)をはじめとする各国とのさまざまな合同訓練に参加するとのこと。
出国式では、自衛艦隊司令 湯浅秀樹海将より、今回の派遣における15か国の海軍との共同訓練は日本にとって望ましい安全保障環境の創出を図り、国際社会の繁栄に貢献しようとする日本の強い決意を世界に示す極めて重要な意義を有する派遣であること、ロシアのウクライナ侵略による世界の安全保障環境の大変動のさなか、力による一方的な現状変更の試みは許さないという日本の強い意志と各国との強い絆を示すものであること、そして長い航海へ隊員を送り出す家族への感謝の言葉が述べられました。
午前10時。横須賀音楽隊の演奏とヴェルニー公園から届く大歓声の中、家族や同僚ら大勢に見送られながらまず護衛艦「たかなみ」が、続いて護衛艦「いずも」が出港。
出港の汽笛が響く中、母親に手をひかれた子ども達の「パパ、がんばれ」「バイバーイ」と手を振る姿が印象的でした。帰国は10月末の予定だそうです。任務遂行と無事の帰国を心より祈念しています。