令和5年5月31日(水)、神奈川県自衛隊家族会(会長 小松龍也)は、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)に参加する護衛艦「いずも」の出国行事に参加した。
出国行事が始まる前、各支援団体の代表達がいずも艦長 城1等海佐らを激励。隊員家族は、いずもの格納庫を見学したり、隊員と記念写真を撮ったり笑顔で会話を楽しむなど、思い思いに出国までのひとときを楽しんでいた。
快く記念撮影に応じてくれた横須賀地方総監 乾海将、第1護衛隊群司令 西山海将補、いずも艦長 城1等海佐、自衛艦隊司令官 齋藤海将)。気さくなお人柄が感じられた
自衛艦隊司令官 齋藤海将の激励に応える第1護衛隊群司令 西山海将補といずも艦長 城1等海佐
激励の言葉を送る小松前会長
第1護衛隊群司令 西山高広海将補の指揮もと、横須賀から出発する護衛艦「いずも」と呉を母港とする護衛艦「さみだれ」、大湊を母港とする護衛艦「しらぬい」及び搭載航空機4機で第1水上部隊を編成するという。
今回の訓練には、他に第2、第3水上部隊及び潜水艦部隊が加わり、総勢約1200名が多国間共同訓練をはじめとする各国とのさまざまな合同訓練等に参加するという。
出国式では、自衛艦隊司令 斎藤 聡海将から、「ロシアのウクライナ侵略による世界の安全保障環境の大変動のさなか、自由で開かれたインド太平洋の実現に資するべく、国際社会の繁栄に貢献しようとする日本の強い決意を世界に示す極めて重要な意義を有する派遣であり、隊員個々が日本を代表していることを肝に銘じ、諸外国海軍等の相互理解や信頼関係の強化に努めてもらいたい」との壮行の辞があった。
最後に西山海将補が家族に「いってきます!」と一礼して乗艦すると、格納庫のハッチが閉まり、いよいよ別れの時がすぐそこに近付いてきたことを実感
コロナも明け多くの関係者や家族が見守る中、式典終了後、直ちに乗艦し、長一声の汽笛が響く中、出港していった。
岸壁からは、母親であろうか?手製のUW旗(「安航を祈る」の意)を艦が見えなくなるまで振る姿が印象的であった。帰国は9月中旬になるという。
手作りのUW旗を振る家族
隊員の姿が小さくなっても手を振り続ける家族たち
ご安航を祈ります!
神奈川県自衛隊家族会
小松龍也(大和地区会)
おはようございます🌸#護衛艦いずも の乗員が、大勢の家族に見守られ乗艦。最後に乗り込む西山群司令が家族に挨拶し、格納庫の扉が閉まる瞬間、音楽隊の演奏が「宇宙戦艦ヤマト」に切り替わり、(本当に行ってしまうんだなぁ)と実感させられました。
— 神奈川県自衛隊家族会(公式) (@KJKazokukai) May 31, 2023
誇らしくも、寂しい瞬間です。#IPD23 pic.twitter.com/20r23gKICF